肝機能について

肝臓とは胸部と腹部を分ける横隔膜のすぐ下に位置する体内最大の臓器
左右に2つに分かれていて、右を「右葉」左を「左葉」といいます。
右葉のほうが大きく全体の約70%を占め左葉は残り30%程度
消化器としてあまり知られていない肝臓ですが、胃や腸で消化・吸収された栄養素が集まり、体内で利用できるように加工して再合成(代謝)する、消化の最終工程を担う重要な役割があります。
1.まずはじめに肝臓の働きについてです。
肝臓は多くの働きを担っていますが、代表的なものとして以下の3つが挙げられます。
1)代謝・・・食物から摂取した栄養素を体内で利用できる形に変えたり、貯蔵したり、血液中に流す
2)解毒・・・身体にとって有害な物質を分解して無毒化する
3)胆汁分泌・・・脂肪吸収を助ける働きをする
1)代謝について
炭水化物、脂肪、蛋白質が、三大栄養素ですが、それらは、身体にとってなくてはならない物です。
これらは、小腸で吸収された後、門脈という血管を介して肝臓に運ばれ、代謝、つまり体に利用できる形に変えられたり、蓄
積されます。
まず炭水化物で代表されるのはブドウ糖ですが、肝臓ではグリコーゲンという物質に変えられ貯蔵されます。そして、必要に
応じてブドウ糖に戻されて、血液中に流され、エネルギーの元になります。
蛋白質はアミノ酸という形で小腸で吸収され、肝臓で再び人に利用できる形の蛋白質に作り変えられます。
脂肪は、脂肪酸とグリセリンに分解されて、小腸で吸収され肝臓でコレステロール、中性脂肪、リン脂質に置き換えられます。
2)解毒について
薬物をはじめ、体内に摂取された食物にも、人体にとって有害な物質が含まれており、それらを酸化、還元という方法によっ
て解毒して、胆汁を介して便中に、また尿中にも排泄するという一種の防御機構に肝臓は関与 しています。例えば、アルコ
ール分解中に生じるアルデヒドという物質や、蛋白質が元で腸内でできるアンモニアなどがそうです。
3)胆汁について
胆汁は古くなった赤血球を元に肝臓で作られます。 一日約1リットル生成され、胆嚢に一時蓄積されます。
食事をとると胆嚢が収縮し、胆汁が小腸に分泌され、脂肪を乳化し吸収しやすくします。黄疸はこの胆汁中の ビリルビンとい
う色素が何らかの理由で血中に増加すると起こります。胆汁の色は黄色で便の色もこれによるものです。
お酒の利点と欠点
参考:「疲労の科学」6−5酒と疲労回復 古谷榮助氏/大阪医科大学科学教室
■食欲を増進させる効果
1合のアルコールを摂取し、血中からアルコールが消失するには4時間かかるといわれています。
その間、肝臓で利用される酵素はすべて、アルコールを代謝するために使用されます。そのため血糖値が
低下します。
人の体は血糖値が下がれば、空腹感を感じ、食欲がわいてきます。精神的ストレスを受けている場合は、
アドレナリン分泌により血糖値が上昇して空腹を感じないことがあります。そのようなときにも、
アルコールを飲めば血糖値が低下し、食欲がわいてくるのです。
飲んだ後にラーメンを食べたくなるのも、血糖値が下がることが関係しているのですね。
■麻酔効果でストレス解消?
アルコールは麻酔作用を持っています。大脳が麻酔されると、理性による抑制が解けます。
いつもよりお喋りになったり、自制心が低下したりすることにより、ストレス解消になるのです。
このようになるには、大体、成人でビール1〜2本といわれています。
しかし、ストレス解消になるには、その場の雰囲気も重要。強い怒りや恨みがある場合は
、抑制がとれ怒りが抑制できなくなってしまうことがあります。
■空腹で大量に飲むと…?
空腹でお酒を飲むと酔いが回ってしまうことはよく知られています。
これは、低血糖が進むためです。そうなると、エネルギーをブドウ糖のみに依存している脳細胞がダメージ
を受けてしまい、脳がその機能を果たせず、めまいや吐気、嘔吐が引き起こされるのです。
ここで大切なことは、脳細胞ではいったん細胞が死ぬと、ほとんど再生しないということ。
つまり、悪酔いして嘔吐したときには、脳細胞は不可逆的なダメージを受けているのです!
■二日酔いの原因!
アセトアルデヒド
アルコールを代謝する過程で生じるアセトアルデヒド。
これには強い毒性があり、赤面、動機、吐気などを生じてしまいます。
アルコールを大量に飲み続けると、肝臓が低酸素状態となり、肝細胞の壊死が起こり、肝障害を起こすこと
があります。
また、アセドアルデヒドの毒性に加え、アルコールにより脱水も進んでしまうので、
次の日に吐気や頭痛などを引き起こしてしまうのです。
鶴留幸一の飲みすぎじゃNIGHT( 牡蠣、ウコン、しじみで健康管理)



